こんにちは、代表のマチダです。
書棚が届きましたので、デザイン研修のメンバーに役立ててもらうために、デザイン関係の書籍をお引越ししました。
私のデザイン関係の知識との出会いは、アランクーパー著の『ユーザーインターフェイスデザイン』『コンピューターは、難しすぎて使えない!』などでした。
まだ、私が駆け出しのプログラマーの頃、自分が作った製品の使い方を人に説明するのが大変で、なんでこんなにわかってもらえないんだろうと悩んでいました。
お客様から言われるクレームと、アランクーパー氏の書籍にある「プログラマーが作ると、こういう使いにくいものになる」という厳しい指摘が一致していて、衝撃を受けていたことを覚えています。
さらに、強烈なのは、プログラマーに任せておくと、ユーザーの使いやすさではなく、プログラムの作りやすさに引っ張られていくという指摘。なんでこんな仕様にしたのかと追及すると「それはWindowsの仕様が〇〇なので」「それは帳表ツールの仕様が〇〇なので」「それはデータベースの仕様が〇〇なので」という技術的な言い訳ばかり…まさに、当時の自分もそんな感じでした。
このままではいけないと一念発起。ユーザーの使い勝手だけを先に考えて、それを実現するために必要な技術が世の中にないならば、ゼロからでも自作するようになり、おかげさまで「(他社製品よりも)わかりやすい!使いやすい!」とお褒めいただくことが多くなりました。
産みの苦しみを何度も味わいましたが、それも、今となっては、良い思い出です。