ユニコムの歩み
新聞販売店の業務効率化を目指して創業し、45年以上お客様に寄り添い続けてきたユニコム。現在は、未経験分野だった不動産業界にまで業務を拡大しています。現場を第一に考え、お客様の夢の実現に向けて奔走してきたユニコムの歩みをご紹介します。
データ処理の時代を予見して創業
当時、マークカード会社に在籍していた福知(前社長)は、新聞販売店の業務効率化に取り組んでいました。具体的には、手書きで行なっていた領収書作成をすべて印字で出来るようにするというものです。このニーズは非常に高く、年間数百件ほどの受注をいただきました。
「印刷化の先には、コンピューターによるデータ処理の時代が必ずやってくる」。そう予測した福知はユニコムを創業。業務効率化への情熱と、新聞販売店の「応援するよ」という声が背中を押しました。
業界初の口座振替システムを提供
まだ訪問による手集金が当たり前の時代、口座振替システムを開発・実装しました。実は新聞購読者のうち、40%もの人が、口座振替を望んでいることを、ユニコム独自の調査で発見していたのです。
新聞読者の元へ一軒一軒訪問し、毎月の新聞料を徴収して回るのは、新聞販売店にとって重労働となります。この作業を口座振替システムを通じて自動化させる仕組みを導入し、業務量の大幅削減を実現したのは、実はユニコムが初めてでした。
新聞・地図システム販売開始
まだPCが普及し始めた頃。当時の新聞販売店は、配達時に毎回紙の地図をコピーし、配達場所に色を塗って印をつけたものを持ち運んでいました。この作業に、かなりの時間がかかっていたそうです。
学生アルバイトだった町田(現社長)は、 「この作業を、どうにかシステムの力で自動化できないか」と考えました。
当時はGoogle mapなどのシステムは一切存在しない時代。試行錯誤の末、町田がいちから考えて開発した新聞販売店向けの地図システムは、異例の大ヒットを遂げました。
業務管理から地図システムまで、すべてをタブレット上で管理。「Unipos」「ユニタクト」販売開始
まずは、タブレット端末で顧客情報や地図まで見れる新聞販売管理システム「Unipos」を開発。その後、スマホ順路帳「ユニタクト」の販売を開始しました。
ユニコム独自の技術で、スマホでも紙の順路帳に近しい形にデザイン。さらに、『読者カルテ』と題した顧客データ管理・更新・共有システムをより充実させました。「こんなシステムがあったら」というお客様からのご意見を一つひとつ拾い上げ、メンバー全員でブラッシュアップしていった過程が形になったのです。
これにより、「現場の声を何より大切にし、お客様のご要望を形にしていく」というユニコム独自の開発スタイルが確立していきました。
まったく未経験であった不動産賃貸管理業界に参入。
地道なヒアリングとスピード感のある開発で、次々に機能を実装中
新聞業界で培ってきたシステム開発ノウハウを活かし、不動産業界に参入。営業課やサポート課が足しげく現場に通い、お客様のニーズをキャッチアップ。開発課に要望を伝え、約1ヶ月で「Simple Up賃貸管理システム」の開発を行ないました。
従来の業務管理に課題を抱えていたお客様からは「一度使ったら手放せない」というお声をいただいています。顧客の数も順調に増え、サービスをブラッシュアップしつつシェアを拡大中です。